夜の月
ガラガラ、
自分のクラスの教室の扉を開けると、一気に視線がこちらに向いた。
まぁ、これもいつもの事だ。
視線をこちらに向けたままコソコソと何かをゆっているようだが、しっかり聞いたことがないため何を言っているか分からない。
気にせず自分の席へ向かった。
この席だけが唯一気分を上げてくれる。
窓際の1番後ろの席、そう、太陽さんがポカポカあたって昼寝にちょうどいいのだ。
自分の席について特に何もすることなく、まだ騒がしい校門を見た。
「きゃあー!かっこいい!!凛様ーー!!抱いて〜!!」
「かわいい!!!弥生くぅうんー!!!」
「葵様ー!!!罵ってください~!!!」
良くもまぁ、凝りもせず群がることだ。
クラスの人たちも窓際に寄って、それぞれに奇声を発している。
教室にいてもこの五月蝿さほんとに耐えられない。
まだ続きそうなため席から立って教室を出た。