元恋人と、今日から同僚です
新しいプロジェクトが、本格的に動き始めた。
ウェブメディアの立ち上げ。私がリーダーとして、チームを率いる。
メンバーは五人。私を含めて、編集部から三人、デジタル部門から二人。
朝倉は、メンバーに入っていない。
別の案件を担当している。
職場恋愛で同じチームにいるのは、正直、私にとっては、やりづらい。
案の定、プロジェクトは、予想よりも忙しくなっていった。
企画立案、コンテンツ設計、外部との調整。
資料を作り、毎日のように、メンバーと打ち合わせ会議をしている。
残業が増え、帰りが遅くなる日がほとんど。
朝倉との時間は、みるみる減っていった。
一緒に帰れる日が少なくなった。週末も、仕事で会えない日が多い。
彼も自分の仕事をしているから、タイミングが合わなくなっていた。
でも、不思議と辛くなかった。
「今日も遅くなる?」
LINEで、朝倉が聞いてくる。
「うん、ごめん。九時くらいまでかかりそう」
「了解。頑張って」
「ありがとう」
たったこれだけのやり取り。
でも、元気が出る。
朝倉は、私の仕事を邪魔しない。応援してくれてる。
「頑張ってね」の一言が、どれだけ力になるか。
五年前の私には、それが、わかってなかった。
ウェブメディアの立ち上げ。私がリーダーとして、チームを率いる。
メンバーは五人。私を含めて、編集部から三人、デジタル部門から二人。
朝倉は、メンバーに入っていない。
別の案件を担当している。
職場恋愛で同じチームにいるのは、正直、私にとっては、やりづらい。
案の定、プロジェクトは、予想よりも忙しくなっていった。
企画立案、コンテンツ設計、外部との調整。
資料を作り、毎日のように、メンバーと打ち合わせ会議をしている。
残業が増え、帰りが遅くなる日がほとんど。
朝倉との時間は、みるみる減っていった。
一緒に帰れる日が少なくなった。週末も、仕事で会えない日が多い。
彼も自分の仕事をしているから、タイミングが合わなくなっていた。
でも、不思議と辛くなかった。
「今日も遅くなる?」
LINEで、朝倉が聞いてくる。
「うん、ごめん。九時くらいまでかかりそう」
「了解。頑張って」
「ありがとう」
たったこれだけのやり取り。
でも、元気が出る。
朝倉は、私の仕事を邪魔しない。応援してくれてる。
「頑張ってね」の一言が、どれだけ力になるか。
五年前の私には、それが、わかってなかった。