好きです、先輩。別れてください
って思ってたのはここまで。


そこから先は、バレー部の子の健闘も虚しくぼろ負け。




「ドンマイ!バレー部3人に対してよくがんばったほうだって」


「仁那〜」


「ドンマイ、絆菜。髪の編み込みちょっと崩れてるよ?直してあげる」


「ありがと」




本日の私は左右の編み込みヘア。


付き合ってるときに先輩にかわいい似合ってるって言ってもらえたからイベントのときとかはよくやってる。


今は、先輩に見てもらえるわけじゃないけど。




「絆菜って午後一で得点係だよね。今のうちにお昼食べとこ」


「そうだね」




どこで食べる?空き教室とかでいいんじゃない?って話しながら、お弁当をとりに教室へ。


教室の周りは人が少なくて静かだ。


みんな体育館かグラウンドにいるんだろう。




「こことか誰もいないでしょ!」


「いたらびっくりだよね〜」




教室たくさんのところからちょっと離れた空き教室のに移動して、扉を開ける寸前。




「───あっ、水筒忘れた」


「え〜、先に机動かして待ってるよ?」


「ごめん、すぐ戻ってくるね!」




パーカーも置きっぱだ。誰かが持ってってたら探すのちょっと大変だな……。


体育館の待機場所。パーカーと水筒は───ない。




「絆菜ちゃん!もしかして水筒とか探してる?」


「探してる!どこにあるか知ってる?」


「えっとね───」
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