青い青い空



 有り難いことに、やはり就業中は完全仕事モードな編集長のおかげもあって、次の日も私は順調にその日の仕事をこなすことができていた。こんなことなら、夕べ眠れなかった貴重な時間はもっと別のことに使えただろうに。

 身構えて緊張しっぱなしだったからか、余計な力が入りすぎて午前中の時点で既に疲労困憊。昼食を食べて眠気も来ているし、ふわふわして仕方がない。

 それだけではなく、この午前中だけでいろんなことがありすぎた。


「百面相」

「あはは。だ、だよねー……」


 一つは、編集長に呼び出されたのが原因だ。勿論仕事の話で。



『せ、正社員として、再雇用を?』


 授賞式と同様、そのことについても随分と前から打診してくれていたらしい。

 日頃の実績や向き合う姿勢は勿論のこと、キャリアアップの一環として課せられた仕事にも懸命に取り組んでいることが評価されたそうだ。因みに推薦者は一石、佐裕子、野田の三人である。


 けれど私には、気にかかっていることがある。随分と前から保留にしてある、例の処分についてだ。


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