青い青い空

page.56 運命の糸、集中攻撃




「思ったよりも下だらない内容で安心しました」

「どうもすみません下だらない内容で」


 あのあと結局戻りが遅れ、雷を落とした由良野にはその分の残業を命じられた。

 無事に業務が終了した頃、右京の言うとおり野田から《前に行ったバー集合》とメッセージが入っており、少し寄り道をしてからバーに向かうと、すでに座っていた二人はカウンターで出迎えてくれた。

 だが、話を聞いて開口一番、それはあんまりじゃなかろうか。


「弟さんがあなたを嫌っていないことは、見てすぐにわかりましたから」

「それは右京さんだからでは……?」

「恐らく誰が見てもすぐわかるかと」

「私は、多分今見てもわからないと思います」

「ああすみません。青崎さん以外は、でしたね」


 この人、絶対わざとでしょ。


「なんだ青崎。坊主と喧嘩でもしたのか」

「えっ?」

「青崎さんが原因とは考えにくいですが、戒めていたと仰っていましたし、原因はもうおわかりなんですよね?」

「……そう、ですね」


 そんなにも顔に出やすいのか。そもそもの頭の作りが違うのか。話の流れをさっさと推測して先々行かれてしまい、当の本人が置いてけぼりになっていた。


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