青い青い空

page.78 物書き、絵描き




 今になって、そのことが夢にまで出てくるということは、やはり父にもきちんと伝えるべきなんだろう。言わなかったら、後でどれだけ文句を言われるかわからない。文句で済めばいいが、当分の間は絶対拗ねるぞ。

 さて、どのタイミングで話をするかと考えていると、隣で眠る彼女がもぞもぞと動き出す。

 昨日は結局、気付けば二人ともこたつで寝落ちていた。体は痛いが、言い表せないほどの幸せな朝に、思わず頬が緩む。


「……よい、くん……」

「ん。はよ」


 舌足らずのまま呼ばれる名前に愛おしさを感じながら、眠そうにしている彼女の髪をそっとかき上げると、眩しそうに顔を顰めながら、潜るようにして腕の中へと入ってくる。


「お前、今日仕事は?」

「……ない……と……おもう……」


 ならいいかと、腕の中の彼女を抱き締めながら、二度寝のお誘いを。寝惚けながらも初めは悩んだ姉だったが、最終的には睡魔に負けた。


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