青い青い空
ANOTHER SKY
page.0 青い空、愛しい君
若草の匂いがする。
やわらかい風が、そっと前髪を攫った。
目を開けようとすると、あまりの眩しさに思わず顔が歪む。
手を翳しながら恐る恐る目蓋を持ち上げると、周りには青々と茂った草木に、大きな入道雲。一直線に伸びていく飛行機雲に、眩しい太陽。
そして、青い空。
「あ。やっと起きた」
隣には、愛しい人。
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