君に捧げるアイラブユー



「……天馬との仲だって、今更嫉妬なんてしたくないのに」

「……しっ…!?」



嫉妬!?今、嫉妬って言った!?誰が!?東が!?北見に嫉妬!?

情報量が多すぎて脳が追いつかない。


え、なにそれ冗談?それとも夢?さっきまでの東と同一人物?混乱してる私の前で、東は少しだけ視線を逸らして、頬をうっすら赤くしているのが見えた。


その瞬間、胸の奥が変な音を立てた。

待って、今のなに。その顔なに。そんなの反則じゃない?いつも余裕そうで、ちょっとやそっとじゃ動じないくせに。



「かっこ悪、」



ぽつりと呟いたその声が、いつもより少しだけ小さくて、妙にリアルで、余計に心が揺れる。

いやいやいや、待って待って待って。私、今日で死ぬの?普通に。

東がかっこ悪いとかそんな概念、この世に存在したことないんだけど。

ずっとかっこよくて、ずっと私の心臓を勝手に持っていく存在で、ナンバーワンで、それ以外の言葉が見つからない人で。なのに今、その人がちょっとだけ人間っぽくて、もう無理。


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