ライバルがユーレイなんて聞いてない!

6.クローバーの約束 side.雷斗



 オレの名前は滝島雷斗。
 私立天ノ川学園に通う中学一年生。

 小学五年生から塾に通い始めて、中学受験して天ノ川学園に合格した。

 天ノ川には母さんに勧められて受験したら、合格した。
 地元の中学に行くと学ランなんだけど、天ノ川の制服は鮮やかなブルーのブレザーなんだ。

 学ランも悪くないけど、ブレザーの方が似合ってると思うんだよね。
 初めて制服にそでを通した時は、我ながらカッコいいと思った。

 自分で言うのも難だけど、オレは勉強が得意な方だった。
 暗記ものが得意だし、みんながきらいな数学とか英語もきらいじゃない。

 長文を読みとく問題はねむくなるけど、まあなんとかなる。

 そんなわけで塾では一番上のクラスだった。


「雷斗くーん! この問題、教えてくれない?」

「まって! わたしが先に雷斗くんと話してたんだからっ」

「順番、順番。オレは一人しかいないからね」

「わたしが先よ!」

「ちがう、わたし!」


 中学に入ってわかったことは、オレは顔もよかったらしい。

 天ノ川学園は普通科の他に芸能科もあって、カッコいいやつがいっぱいいるから浮かないように! と身なりにも気をつかうようになった。

 その結果、モテた。


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