ライバルがユーレイなんて聞いてない!

エピローグ



 花火大会から三日経った八月十六日。
 俺たちはまた八雲の家におじゃましていた。


「いやまさか、こんなにすぐに雷斗と会うなんて思わなかったよな」

「うん、びっくりしたよ」

『あはは、だよね〜』


 そう、雷斗もいっしょだ。

 ユッキーとウッキーは八雲にまた術をかけてもらい、雷斗のことが見えていた。


「だから、また会えるって言ったじゃない」


 八雲は真顔で言った。


「お盆になったら会えるよ」

「あれってそういう意味だったのかよ!?」

「言えよ!」


 まったく八雲はマイペースすぎるんだよな!


『あはは! ウケる〜』

「雷斗てめー、お盆に戻ってくること知ってたな!?」

『いや、本当に戻ってこれるかどうかはわからなかったよ? 成仏したの初めてだしね』


 成仏したの初めてって、なかなかのパワーワードだな。


『とにかく、オレはまたみんなと話せてうれしいよ!』

「でも雷斗、もうかえっちゃうんだよね?」


 ウッキーがさみしそうに言った。


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