桜の咲くころ、思い出して
bloom5.)
「え、声が聞こえなくなった!?」
ヨシノの声が聞こえなくなって数日、不安になりながらママに相談してみた。
制服に着替えて階段を下りてきたら、いつものように朝ごはんを用意してくれていた。
「ママに言おうか悩んで言えなかったんだけど…」
「いつから!?何かあった!?いや、違うわねそうじゃなくて!え~っと…」
私よりママのがテンパってた。
そうだよね、ヨシノがいなくなるなんて誰も思わなかったよね。
「何もないけど…、でも中学入ってからなんかおかしくて」
「中学入ってから…?」
ママに話すのは迷った、学校のことは楽しいことだけ話して悲しいことは話さないようにしてたから。
でもどんな話もヨシノにはしてたんだけどね。
だけどヨシノがいないから、私の話を聞いてくれるヨシノが…
「奈絵!」
「!?」
ママが飛びつくように抱きしめて来た。私を呼ぶ声もいつもより高くて、なぜかうれしそうだった。
「学校へ行くって言い出した時は心配だったけどよかった!」
え?よかった…?
今、よかったって言った…??
ママが何に喜んでるのかわからない、学校へ行くことを1番反対してたママが。
でもヨシノが背中を押してくれたんだよ。
なのにどうして笑ってるの?
なんでうれしそうなの…?
「学校楽しいのね!」
ねぇママ、それは…
「今度詳しく聞かせてちょうだいね!」
どうゆう意味?
それから何日経っても何週間たってもヨシノの声を聞くことがなくて、あれだけ頭の中をこだましてた声が聞こえなくなると日常はこんなにも静かなんだと思い知らされた。
これが、普通なのかな?
みんなの頭の中は静かなのかな、私の頭の中だけがさわがしくて異常だったのかな…
ヨシノの声が聞こえなくなって数日、不安になりながらママに相談してみた。
制服に着替えて階段を下りてきたら、いつものように朝ごはんを用意してくれていた。
「ママに言おうか悩んで言えなかったんだけど…」
「いつから!?何かあった!?いや、違うわねそうじゃなくて!え~っと…」
私よりママのがテンパってた。
そうだよね、ヨシノがいなくなるなんて誰も思わなかったよね。
「何もないけど…、でも中学入ってからなんかおかしくて」
「中学入ってから…?」
ママに話すのは迷った、学校のことは楽しいことだけ話して悲しいことは話さないようにしてたから。
でもどんな話もヨシノにはしてたんだけどね。
だけどヨシノがいないから、私の話を聞いてくれるヨシノが…
「奈絵!」
「!?」
ママが飛びつくように抱きしめて来た。私を呼ぶ声もいつもより高くて、なぜかうれしそうだった。
「学校へ行くって言い出した時は心配だったけどよかった!」
え?よかった…?
今、よかったって言った…??
ママが何に喜んでるのかわからない、学校へ行くことを1番反対してたママが。
でもヨシノが背中を押してくれたんだよ。
なのにどうして笑ってるの?
なんでうれしそうなの…?
「学校楽しいのね!」
ねぇママ、それは…
「今度詳しく聞かせてちょうだいね!」
どうゆう意味?
それから何日経っても何週間たってもヨシノの声を聞くことがなくて、あれだけ頭の中をこだましてた声が聞こえなくなると日常はこんなにも静かなんだと思い知らされた。
これが、普通なのかな?
みんなの頭の中は静かなのかな、私の頭の中だけがさわがしくて異常だったのかな…