私の従者は…
周辺の学生はビクビクしていたが授業が終わった途端に慎太郎くんが現れた。
「よっ!凛ちゃん、ゼミ行こう」
学生は皆ゼミナールの事をゼミと呼ぶ。
「あっちょっと!」
「お前だってゼミあるだろ?早く行けよ」
そうなのだ。この数ヶ月で伊織と慎太郎くんの距離はグッと近くなった。と言っても慎太郎くんが一方的に近づいているだけなのだが…
でも伊織も満更ではなさそうだ。
「なっ…」
早く行けよと言われて言葉が出ないようだ。
「伊織、もう大丈夫だから行って」
「それでは失礼します…」
軽く頭を下げて去って行った。
「今日はグループワークがありましたわよね?」
「うん」
「今日もすっごい警戒されてたな」
「すみません」
「昔からあんな感じ?」
「ええ」
「ふ〜ん」
慎太郎くんが意味深な笑みを浮かべる。
「なんですか?」
「ううん。なんでもない。早く行こ」
教室に入るとすでに数人の学生が座っていた。
「よう!」
慎太郎くんはまるで友達のように誰にでも話しかける。
それが簡単ではない私にとっては少し羨ましくもある。
今日はグループワークで数人でテーマについて話し合いその内容を発表する。
グループは違ったがその時にも慎太郎くんは中心人物になっており発表していた。
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