只今、全校生徒応援中!
さっきまでの声の甘さ、全て消し去って。

いつもよりワントーン低い声で、わざと口角を上げて聞く。 


「おとこ??なんで?あたし、…」


言いかけて言葉に詰まったような莉桃。

心の中で、存在するかも分からない莉桃の考える男を呪いそうなほどの嫉妬が湧き上がる。


「あたし、何?まさか、本当にー…」


「ううん。あたしも天気いいなーって思ってたから、蓮くんと同じで嬉しいなぁっていう」


………今のは、反則だろ。


「ッ、!」


自分の顔を手で覆って、莉桃を視界から隠す。


「蓮くん、今日情緒ふあんてー?」

「…かわいすぎ」 
莉桃が何か呟いたけど、そんなのもうどーでも良くて。

莉桃は、一般的に美少女に分類される。

もちろん、バチバチに化粧はしてるけど宿泊学習の風呂上がりのすっぴんだって可愛かった。

茶色い、本人は気にしている天然パーマの髪の毛。

ボタンは一つ開けてて、スカートも多分ちょっと短い。

目尻のはねた大きすぎる目に、血色感がある頬。





< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop