先生、あなたに逢えて幸せでした


でも、俺は要と一緒に食事をしたかった。



最初で最後になるであろう二人きりの夕食を…



だから、俺のアパートに誘った。



別に下心があった訳じゃない。



ただ、一緒に居たかった。


要はジュースのお礼に夕食を作ると言ってくれた。



二人で買い出しに行ったスーパーで初めて要を由佳と呼んだ。



あんなにも緊張した事はない。



ただ、名前を呼ぶだけなのに声が震えそうだった…



8つも年下の女の名前を呼ぶだけなのに。



夢のような時間はあっと言う間に過ぎる。




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