先生、あなたに逢えて幸せでした

狂いだす運命(仮定)



健太と付き合い初めて11ヶ月。


歯車が狂い始めてきている事に私と健太、先生はまだ気付いていなかった。


――5限目 社会


いつも以上に酷い生理痛に苦しみながら先生の授業を聞く。


今日は放課後の特別授業がない。


こんな日は初めてで由香と約束をしていた。


授業が始まり20分ぐらい経つと生理痛がピークに達した。


(もう、限界… お腹痛い)

「おい。由佳顔色悪いぞ?大丈夫か?」


横の席の海斗が私の様子が可笑しいのに気付きだした。


『ん。ちょっとヤバイ』


痛みに堪えながら答える。

後ろの席の健太が立ち上がり横に来る。


『由佳?どした?大丈夫か?』


心配そうな顔をしながら聞いてくる。


『健太。ちょっとヤバイ…』


回りがザワザワしだし先生も私の席の近くに来る。


『今月も酷いのか?生理痛』


みんなには聞こえない様に小声で話してくれる。


『ん。今月は一段と酷いみたい』



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