先生、あなたに逢えて幸せでした

告げる真実



私が倒れた日から何だか健太の様子がおかしい。


どこと無く上の空って感じ。


今まで授業をサボるなんてあまりなかったのに、考え事があるらしくフラっと居なくなる。


『健太?なんかあった?最近授業にも集中してないじゃない?』


『ん?大丈夫だよ。気にすんな』


(気にするなって気になるに決まってんでしょ!)


『最近変だよ?!私何かした?』


『由佳のせいじゃないよ!勉強で疲れてるだけ』


(頭から伊室の話しが消えない。ずっと考えちまうんだよ)


『そう?あんまり無理しないでね?てか、早く着替えないと6限目の体育間に合わないよ?今日は体育館だよ!私 先に行ってるね』

『あぁ。わかった!直ぐに行くから!』



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