先生、あなたに逢えて幸せでした
三年生

体調不良



毎日忙しい日々を過ごしていると月日が経つのは早い。


今は10月。
高校生活も残り5ヶ月。


英語のレッスンのお陰で日常生活には困らないぐらいには話せる様になった。


着々と留学に向けて準備は整い始めてる。


健太とは別れた後も付き合っていた時ぐらい仲がよくクラスメイトも別れた事には気付いてないみたいだった。


毎日忙し過ぎて自分の体に異変が起きているのにさえ気付かなかった。


最近では自宅に余り帰っていなかった。
両親が長期出張で居なかったから陽介の部屋で生活していた。


陽介が居ない時に度々変な電話が掛かってくる。
電話に出ると相手は無言。こちらを伺うような探るような感じ。


私のストレスを増長させる。


陽介に相談したらよかったんだけど変に心配かけたくなかったから言わなかった。


この電話と私の体調不良で私と陽介の間に溝が出来始める事に私達はまだ気付いていなかった。


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