蘇るきおく
六年生になると勉強に追い込まれ、親から進路や将来の話をされる機会が増えていき、
「このままではどこにいけないに決まってる」と
言われよくいわれていた。しかしその言葉が重く
のしかかり、この頃には色々な限界がきていた。
小学校生活の終わりが近づくにつれ、親からの暴言が酷くなり死にたい気持ちが
消せなくなっていったのだった、
それでも私は、親を嫌いになることだけは
できなかった。周りからは警察に言った方が
いい、洗脳されていると言われたけれど、
私はただ首を横に振り続けた。どれだけ酷いことを
されてもときどき見せる優しさの記憶だけが、
どうしても心から離れてくれなかったからだ。
弟が生まれる前のあの頃の親が、
いつか戻ってきてくれると、
叶わないかもしれない願いを

今も心の中のどこかで信じている。
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