鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
〈Sideアキ〉


「アキ、好き。付き合ってくれない?」


……えっ?……

記憶を思い出しても……好きでいてくれてるの?



実は……今は記憶がなかったから私のことなんて考えてないと思ってたの。

だから……そうやって、気持ちを伝えてくれて……嬉しい。

そう思ったら、感極まってきて。

思わず泣き出していた。

「え?ほんとに……いいの?」

でも……わからないよ。


「もちろんだよ。付き合いたい。」


ハルは……思い出してくれた。


私のことを。


でも、整理できなくって……。



ハルは……思い出してくれた。それだけで嬉しかった。

昔のハルが……私のことを好きだと知った事も。


今……ハルが付き合いたいって言ってくれたことも。


もう、全てが……幸せすぎて。


< 245 / 259 >

この作品をシェア

pagetop