Jully〜あなたと夢を〜

「今日はごめんね…朱美さんが居なくなった日にこんな話して…。」


「ううん…気にしないで。…でも俺はさ、諦めてないから。それより店長なんとかしなきゃな。」


そう言って笑顔で返す。


「ジュリーありがと!でも今日の話聞いて、店長の事好きになってよかった〜」


満天の星空を眺めながら、雪ちゃんはそう呟いた…。

『好きになってよかった』か……。

本当にまた会える日が来るのかな…朱美さんに。
そう思って俺も星空を眺める…。



「何見てんだ?オマエラ?」


2人で星を眺めてる間に割って入り、店長が空を眺めながら言う。


「星ですよ、店長………………店長!?」


びっくりして店長を見る。
雪ちゃんは真っ赤な顔して、駅に向かって走っている。



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