Jully〜あなたと夢を〜

「…心配するな、コンビニ裏の飲み屋街に行く。行きつけの店がある。」


俺の考えを悟ってかそう言うと俺の前を歩きだす。


キャバクラやら飲み屋のキャッチがたくさんいる中、店長の後ろに着いて歩く。
週末もあり、飲み屋街は人通りが多く賑わっていた。
そんな中、キャッチの人達は店長を見ると、呼び込みするどころか挨拶をする。


──何者だよ店長……



「着いたぞ…。」


そんな光景を見ながら、店長の素性を考えて後を追う内に、一軒の店の前に着いた。




《おかまバー ドリーム》


看板にはそう書いてあった…。




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