×iii3
玄関のドアを開けるがお出迎えはない

遥眞と陵は顔を見合わせて苦笑いを浮かべる

「ただいま」

といつもより大きめの声と共に 

リビングのドアを開ける

ひなの姿は見当たらない

「居らんのんか」

「部屋やろか?」

呟きながらソファーに目を移すと

ひなが静かに寝息をたてている

ラグには文庫が落ちていた

「本読んで寝落ちしてもうたん?

可愛らしいなぁ」

「今日ええ天気じゃけぇ

気持ちよー寝とるのぉ」

静かにひなの手にそれぞれキスを置く

二人は夕飯の準備を始めた
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