×iii3
「いや。単純計算でやで

5位までは90点台やなって話やん」

怒ることでもないと、頭に手を置きながら

ひなの顔を見つめる遥眞

「誰かさんが89じゃったけぇ

下げよったな」

陵には目を細目ながら含み笑いで言われる

そろそろ拗ねそう

(これ以上、言うたらほんまに拗ねるな)と遥眞

(頑張っとるんはわかるけぇ、ここで甘やかしちゃるわ)と陵

「まぁ順位は一桁やし

こんくらいにしたるか」

「ひな、でーれー頑張ったなぁ

おいでぇな」

陵が手を広げてひなをハグする

遥眞がポンポンと頭を撫でてくれる

ひなの身体の力が静かに緩んでいく
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