小悪魔男子の甘い罠

エレベーターで急接近!

Мさんと2人きりの帰りのエレベーターの中で…

ヤバい…これ以上接近されたら…ホントにこの男に囚われてしまいそう…。
Мさんを本気で愛してしまったら、危険かも…。

Мさんの顔が私のすぐ横に接近している!
もう少しで唇が届きそう!!
「俺の唇をKだけの物にしてみないか…?」

騙されてはいけない!そんなセリフは他の人にも言っているかもしれない…。
妖しく甘い香水の匂いとМさんの甘い声の誘い…。

「さっき、なぎさ君から色々言われてただろ?一緒にデートしない?とか(笑)」

「えっ?聞こえてたんだ!私は浮気は絶対しないよ!」

「あははは…!まぁ、ホストクラブってそういう場所だからね(笑)でも、俺以外のホストと内緒で外で会ったりするとヤバイから!店内だけなら、問題ないよ!」

あれ?今、Мさんの一人称が僕から俺に変化しているのに気が付いた!

「Мさん!いつから俺って言うようになったの?」

「あはは!まぁ、最初から俺は俺なんだけど、出会ったばかりだと警戒されたら困るから僕って言ってただけだよ!」

「そっか…そうやって最初は猫を被って、誘ってきたんだ!」

「何言ってるの?誘って欲しい、どこか違う場所へ誰でもいいから連れて行ってくれないかな?Kは心の奥でそう望んでいたんじゃない?俺には分かるよ!」

私の心の中を見透かされていた!?
どうして?

「俺には姫の心の中はだいたいすぐわかるさ(笑)
だって、俺の姫達の考え方ってみんな似てるんだよ!
職場や学校や家庭で孤独を感じていて、満たされないわだかまりを抱えてる…俺はそんな女性達に夢を提供しているんだよ♪」

恥ずかしいけれど、言われた通りだった…

「そうだ!来週なんだけど、俺と同伴で行かないか?Kには店に来てもらっても、俺はヘルプ回りでずっと一緒にいられないから、その埋め合わせしたいし!そんなに緊張することないよ!店に到着するまで俺と軽くデートすると思えばいいよ!」

「えっ!?同伴のデートしてくれるの?」
期待で胸がいっぱいになった!

「そうだよ♪俺と初デート♪待ち合わせ場所はまたTOHOシネマの前でいい?」

「うん!」

「じゃあ!俺からもまたLINEするからよろしくね~♪」
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