白い想い
美咲の携帯が鳴る。

中井「もしかして彼氏かもしれないですよ。橋本さんとやり直したいって」

美咲、携帯の着信者を見て、動きが止まる。

中井「本当に彼氏?」

美咲「うん」

中井「でていいですよ。俺、外見てますから。耳もこうしてすれば聞こえないから」

中井、両手で耳をふさぐ。

美咲「・・・」

中井「まだ、好きなんでしょ?」

美咲、携帯をカバンの中にしまう。

美咲「もう終わった事だから」

中井「いいの?」

美咲「・・・うん」

美咲、カバンからチョコを取り出し、中井に渡す。

中井「えっ」

美咲「勘違いしないでね、本命のチョコじゃないからね」

中井「そんな事分かってますよ」

美咲「義理チョコ以上、本命未満の チョコだから。友達から始めよっか」

中井、黙ってチョコを受け取る。

End
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3度目の正直 2度あることは3度ある ちょっと? だいぶ違うかもしれないけど 人は3度、偶然が続けば、運命だの、奇跡だの言う でも、私はたった3度じゃ信じない 少なくとも4度 イヤ、5度、6度と偶然が続かないと、運命だの、奇跡だのと思わない だって、たった3度の偶然で運命を感じて幸せだったら とっくに私は幸せなはず でも、でも、でも、でも 3度の偶然ぐらい経験している私は 幸せだって思った事はない

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