輪廻転生―今世も君を―




目を覚ますと、自分の部屋にいた。



「えっ…?」



頭がくらくらとしていて、気持ち悪い…。体がしびれてる…。



「あっ!やっと、目を覚ましたよ~。スタンガンで死んじゃったかと思ったよ…。おはよ~、『うた』さん。」



聞き覚えがある声が聞こえた。



「えっ?巡君?」



そこには巡君がいた。真っ黒のパーカーに、真っ黒なズボン、真っ黒のマスクを身に着け、手には大きな袋を持っていた。完全に、不審者コーデだ。




「な、なんで、巡君がここにいるの?」



巡君は私の質問に答えず、あろうことか私の私物を漁っていた。



「ふぅ~ん、君詩乃っていうんだ。…あぁ、なるほど。『詩』だから『うた』なんだね~。」



平然と、人の個人情報を見ていた。



プライバシーの侵害!!



ギリっと巡君を睨んでいると、ピロンッとスマホが鳴った。



手に取り見てみると、私は絶句した。



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