輪廻転生―今世も君を―
meguru said
『うた』、いや詩乃が動かなくなった。
どうやら死んでしまったようだ。
詩乃の目じりから、涙がたらりと垂れた。僕はもったいなく思い、それをぺろりと舐めとる。
「ふふっ、甘っ。」
君の涙は、本当に美味しいよ。詩乃。
そう思いながら唇に、キスを落とす。
ひんやりとしていて、冷たかった。
「あぁ、温かいときにしたいなぁ。」
詩乃の頬を優しく撫でながら、僕は呟いた。
そして、詩乃から包丁を抜き取る。
包丁は詩乃の血で、真っ赤に染まっていた。
「あぁ、なんて綺麗なんだ。」
僕は思わず、包丁についている血を舐めとる。
「血まで美味しいなんて…フフッ、大好きだよ。詩乃。」
包丁についた血を、うっとりと眺めながら言った。