大好きな君とずっと一緒にいたい〜独占欲強めな俺様CEOに囲われて〜
 「朝霧さん。中へどうぞ」と呼ばれ、私はドキドキする心臓の高鳴りを抑えながら診察室へと向かう…

 診察台で見てみましょうと案内された診察台は初めてだから恥ずかしくて無駄に力が入って緊張してしまった…

 「うん。やっぱり妊娠していますね‼︎まだ7週目に入った所ですけど、心拍確認できてるから、赤ちゃんはちゃんと育っていますよ」

 先生の言葉に何とも言えない嬉しさが込み上げる…
 私のお腹に赤ちゃんがいるんだ…
 私…ママになるんだ…

 私は嬉しくて感激の涙が溢れた…

 もう逃げていられない…
 生まれて来る赤ちゃんのためにもちゃんと悠人と話さなきゃ…

 昨日から悠人から何度も連絡が入っていた…

 『お願いだからもう一度話聞いて…』
 切羽詰まったような悠人からのメッセージに私は心を動かされる…
 何度もある着信とLINEのメッセージが、悠人の私への切なる気持ちを物語っている気がした…

 『今千夏の所にいる…明日には家に帰るから、帰ったらもう一度ちゃんと話したい』

 『分かった…明日なるべく早く帰る』
 悠人から返信のメッセージが届き、私はほっと安心している自分がいた…

 その前に産婦人科でちゃんと確かめなくてはと初めて受診した産婦人科は、出来れば悠人と来たかったなと思ったけれど、母親になるのに弱気になってはいけないと自分を奮い立たせた…

私は今日自宅に戻って悠人ときちんと話し合う決意をした…


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