彼は魅惑のバレリーノ
ストレッチを終えた柊くんが練習を始めると、
私はスケッチブックを膝に置いて、その姿を眺めるのが日課になった。
しなやかで、静かで、でも力強い動き。
見ているだけで胸が温かくなる。
七時になると、柊くんはシャワーへ。
その間に私は身支度をして、朝食を一緒に作る。
そして二人で朝食を食べて、
最後に――お弁当を持たせてくれる。
「お弁当いいの?」
「持ってって。
俺のついでだから。
今、一華さん健康週間だから。」
「な、なにそれ。」
思わず笑ってしまう。
こんなふうに笑う朝が来るなんて、少し前の私には想像もできなかった。
「じゃあ、遠慮なく。」
「うん。」
柊くんは、当たり前みたいに微笑む。
私はスケッチブックを膝に置いて、その姿を眺めるのが日課になった。
しなやかで、静かで、でも力強い動き。
見ているだけで胸が温かくなる。
七時になると、柊くんはシャワーへ。
その間に私は身支度をして、朝食を一緒に作る。
そして二人で朝食を食べて、
最後に――お弁当を持たせてくれる。
「お弁当いいの?」
「持ってって。
俺のついでだから。
今、一華さん健康週間だから。」
「な、なにそれ。」
思わず笑ってしまう。
こんなふうに笑う朝が来るなんて、少し前の私には想像もできなかった。
「じゃあ、遠慮なく。」
「うん。」
柊くんは、当たり前みたいに微笑む。