恐怖にひれ伏せ
第0章 居場所
薄暗い廊下で、誰かの囁く声が聞こえる
「可哀想」
「キャハハ、最早いじめじゃん」
「自業自得じゃない」
「これよくないw」
行きたくない
いってはいけない
そう思うのに、体はどんどん声がする教室へ引き寄せられる
見たくない、聞きたくない
そう思うのに、体は言うことを聞かず
扉の小窓から覗いてしまう
無惨に引き裂かれた、汚れた体操服
原型をとどめていない教科書達
元の色がわからないくらいに落書きまみれの机
嫌だ、
やめて
あたしがなにしたの?
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