理王くんの甘い罠
「……付き纏ってないです」

「あれー?そうだったの?」


くすくすとバカにされるように言われた。


「そっちこそ、浅羽先輩にずっとベタベタして付き纏ってるじゃないですか」

「……はあ?君、先輩にそんな口聞くんだ?」

「はい。浅羽先輩以外眼中にないんで」



黙ってしまった先輩の友達。


やばい、言いすぎたか……?

冷や汗をかき始めていると


「ぷっ!あはは!いいな!」

「え?」

「綾瀬くん、だっけ?いいね、頑張りな」


バシッと背中を叩かれた。高橋とおんなじ叩き方だ……。


「今日、お昼ご飯の時……私、購買行くような気がしてきたな……ね?涼香」

「え?あ、はい」

「お昼は涼香と仲良く食べるから、咲のこと貸したげる。頑張れよ後輩!」


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