理王くんの甘い罠
「そんな顔で学校行くの」

「……」

「気にしてんならこれ貸してあげんよ」


そう言って渡されたのは大きめの伊達メガネだった。


「ファッション用のだから。壊すなよ」

「……ありがとう、お兄ちゃん」

「ああ。冷蔵庫にプリンあるから食べていい。じゃあもう行くから」

「うん」


……クソお兄ちゃんの行動なのに、心に染みる……。


「そうだ、咲」

「なに」

「イメチェンしてあげる。ちょーどいいから」

「はあ?」



自分の部屋に戻って、クシやらヘアゴムやら、色々持ってきたお兄ちゃん。


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