第3部 夜明けが世界を染めるころ、悪意の見える伯爵令嬢は王子の執着から逃れられない
「ねぇ、お嬢さん」
「なに?」
「これからも…よろしくな」
「何それ、急に」
思わず笑ってしまうと、レオも照れ隠しのように口元をゆるめた。
「俺さ、お嬢さんがずっと笑っていられるように…
これからも、たくさん美味しいもの作るから。
だから――お嬢さんの料理人でいさせてよ」
胸の奥がじんわりと温かくなる。
彼の黄緑色の瞳が優しく揺れていた。
「もちろん。私はもう、レオに胃袋掴まれてるんだから」
「へへ…!」
レオは嬉しそうに笑い、そっと私の腰を引き寄せる。
音楽がふたりの距離をさらに近づけ、
世界が少しだけ甘く滲んだ。
彼の手は温かく、ステップに合わせて軽やかに私を導いていく。
ふいにレオが笑いながら口を開いた。
「お嬢さん、食べたいものある?
リクエスト、いつでも言ってね」
「そうだなぁ……なんだろう。甘いもの?」
私が考え込むと、レオは目を輝かせて身を寄せてくる。
「とりあえず……お嬢さんはもっと太った方がいいな!
甘いものだと、プリンにケーキ、アイスクリーム??」
「ちょっ、私がまんまるになるよ」
抗議すると、レオはまるで本気で不思議そうに首をかしげた。
「えー、そうかなぁ。
まんまるでも、お嬢さんは可愛いよ」
その言葉に胸がくすぐったくなり、思わず視線をそらす。
レオはそんな私の反応を楽しむように、終始笑顔でステップを踏み続けていた。
「なに?」
「これからも…よろしくな」
「何それ、急に」
思わず笑ってしまうと、レオも照れ隠しのように口元をゆるめた。
「俺さ、お嬢さんがずっと笑っていられるように…
これからも、たくさん美味しいもの作るから。
だから――お嬢さんの料理人でいさせてよ」
胸の奥がじんわりと温かくなる。
彼の黄緑色の瞳が優しく揺れていた。
「もちろん。私はもう、レオに胃袋掴まれてるんだから」
「へへ…!」
レオは嬉しそうに笑い、そっと私の腰を引き寄せる。
音楽がふたりの距離をさらに近づけ、
世界が少しだけ甘く滲んだ。
彼の手は温かく、ステップに合わせて軽やかに私を導いていく。
ふいにレオが笑いながら口を開いた。
「お嬢さん、食べたいものある?
リクエスト、いつでも言ってね」
「そうだなぁ……なんだろう。甘いもの?」
私が考え込むと、レオは目を輝かせて身を寄せてくる。
「とりあえず……お嬢さんはもっと太った方がいいな!
甘いものだと、プリンにケーキ、アイスクリーム??」
「ちょっ、私がまんまるになるよ」
抗議すると、レオはまるで本気で不思議そうに首をかしげた。
「えー、そうかなぁ。
まんまるでも、お嬢さんは可愛いよ」
その言葉に胸がくすぐったくなり、思わず視線をそらす。
レオはそんな私の反応を楽しむように、終始笑顔でステップを踏み続けていた。