非道な殺し屋頭領は、甘美な毒で花を欺く

「そ、それでは、わたしもそろそろ失礼いたしますね……」

 椛がひきつり笑いで去ろうとすると、

「いや。あんたはもう少しここに居たほうがいい」

 まさかの、男に引き止められた。

「今倒れたばかりだろう。発つにしても、少し休んでからにしろ。うちの団子でも食べていきな。ついでにお茶も出してやる」
「え、でも……店を閉めるところだったのでは……?」
「そうだが、特別に便宜をはかってやる。だが、暗くなるのに外の席もなんだな。中に入れ」

 男はそう言うと、椛を店の中へと引き入れた。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ビター・マリッジ

総文字数/61,929

恋愛(純愛)137ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「私でよかったんですか?」 月に一度 義務のように触れる夫は、 私のことなど愛していない。 *他サイトからの転載です。
君と二度目のお別れをします。

総文字数/60,227

恋愛(純愛)125ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「ふざけた報告しやがってって思って。  すげームカついてたら、なんか付いてこれた」 「付いて……? 憑いて、来れた?」 これは、 悲しい「さよなら」をした私と元恋人が 幸せな「さよなら」をするための奮闘記。 ヒロイン×婚約者×元恋人(ユーレイ)の、 甘くて切ない三角関係。 プティルコミックス・プティルノベルス × 魔法のiらんど  テーマ「秘密」小説コンテスト 佳作受賞(2021) サイトの閉鎖にともない、移行しています。(2024年12月)
龍神島の花嫁綺譚

総文字数/31,983

ファンタジー54ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
龍神島に花嫁を送るのは十年に一度。 海が凪ぐ新月の夜。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop