僕ら×回目の卒業式を
「それどーやってやるの?」
僕の発言を代弁するようにケイトが口を開いた。
「うーん…とくに決まったことは決めてないけど…」
「なんでノープランなんだよ」
いつも誰とも接さないハルヤが口を開いた。
「ノープランの旅行も楽しいと思わない!?」
まあ、それはそうだけど…
「じゃあ、子供のための子供のための子供のための卒業式ってことか!?」
「それをいうなら『子供の子供による子供のための卒業式』…じゃないかしら」
ライキったらまた言葉を間違えてる…エミリーも呆れてるだろうな…
「っていうか、ワタシたち中学も同じですからわざわざこんなことしなくても…」
「スバルちゃん!小学校の私たちは、これっきり1分きり1秒きりなの!」
「あ…それはそうですけど…」
「でもノープランの旅行もまたいいと思います」
「さすがノアちゃん!学級委員、頼りになる〜♪」
そうと決まれば、早く行きたい!
周りを見渡す。
愛されてる天然キャラのシェリー。
天体観測好きのスバル。
学級委員のノア。
クラスを一番愛してるムードメーカーのアリア。
のんびり屋さんのリリィ。
いつも1人でいるハルヤ。
爽やかで優しいケイト。
チャラくていつも言葉を間違えてるライキ。
クールだけど面倒見のいいエミリー。
強気なインフルエンサーのニコル。
いつも眠たがっているレイジ。
絵を描くのが上手なキリル。
歌うのが好きな熱血系のリル。
そして、僕、レオン。
こんな楽しい6年D組が、あの後…どうなったんだっけ。
確か…思い出せない。
あの時みんなは、結果どこに行ったんだっけ。