僕ら×回目の卒業式を
「アリアちゃーん」
アリアちゃんは振り向きすらしない。
アリアちゃんのトレードマークのポニーテールがほどけている。
「どーしたのぉ?夜中だよぉ?」

波音が聞こえる。
「寝ないと明日元気だせないよぉ?」
「もう元気でてないよ」
え…
「6人死んで、これなのに未だ120ポイントしかたまってない。目標は10000ポイントでしょ?全然ほど遠い」
「でも、みんなで頑張ったんだよぉ?」
「…ねえ」

「私たち、何してるんだろう」

「?」
「変な船で人が死ぬゲームをやらされて、ネイルとやらもうざくて…私、クラスのみんなが死んじゃったら…どうすればいいの…みんな…いなくなったら、次は私じゃない…」
「あ、アリアちゃん!一旦ポジティブに…」
「人が死んでポジティブになれないよ!!」

…どうしよう。アリアちゃんがおかしい。
このまま放っておくと、よからぬ方向へ進んじゃう気がする。
「ごめんね」
「え?」
「最初にどっかいって卒業式をしようっていったの、私だよね」
「なん…て…」
「私が…みんなを死なせちゃったんだ」
!!
「ちがう!!」
「私があんなこと言わなければ、みんなこうならなかった!」
「…っでも!」
アリアちゃんは悪くない!
アリアちゃんは確かにそう言ったけど、…
…?
あれ?

私たち、どうやって船に乗ったっけ?

「おやすみ」
話が終わらないうちにアリアちゃんが行っちゃった。
大丈夫かな、アリアちゃん。
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