僕ら×回目の卒業式を
「これ!?」
「うん」
ネイルを見る限り、これをみるのは初めてって感じだけど…
「もー誰がやったのこんなイタズラ…」
イタズラ?
私のふせんで?
でもこんなこと絶対やってないし…
寝ぼけてやっちゃったかな?
「知らないの?」
「ネイルも知らないよ?ったく、好き勝手な奴らだなあ」
「…本当に?」
「バカだなあ、ほんとさ」
このネイルは嘘をついているように見えない。

あ、そうだ。
「ねえネイル」
「どうしたんだ?」
「あのさ、5日たっていまだ120ポイントなんだし、ちょっとゲームが難しすぎるんじゃない?」
「それは君たちの実力だろ」
「そもそもこれネイルがやったらクリアできるの?」
「何が目的?」
だから…
「お願いだから、ちょっとポイントの上限を減らしてくれない?1000ポイントとかでいいから」
流石にこのままだと私もみんなも全員死ぬ。
「…なぜ?」
「みんなが死んじゃうから。みんなをみて、何も思わないの?」
理不尽に死ぬ悲しみ。
誰かのために死んだ優しさ。
それをこいつは何も感じていないの?
「…」
お願い。

「ねえ」

…!
今、ネイルの雰囲気が変わった。
目の前のネイルが、さっきまでもネイルとは思えない。
まずいこと言ってしまっ…

「『みんな』って、なんなの?」
…は?
「『みんな』が死んで、何になるの?」
なによ。

「6年きりの関係を、そんなに大事にするなんて、関係依存じゃない?」
6年きり?
ちがう。
「いずれ別れる存在に心酔するなんてかわいそうだなあもう
バァン!!!!
…おい。

「今なんて言ったの?」
「た、叩くとは心外だなあ。もう一度言う?かわいそう。はい!どうかな?かわいそうっていわれる気持ちどうかなあ?」
「口を開くな!!!!!!!!」
もう何も言うな。
「嘘をつくな!!!人を大事にしろよ!いずれ別れる存在じゃない!心のどこかに!私のみんなはいるの!永遠に!!」
「ちがう」
は?
「でもみんなのうちに誰かさんが忘れちゃったら、永遠じゃないじゃん?君のような人を脳内お花畑っていうんだ!」
こ い つ
も う こ こに
くる な
 ばか


「消えろ!!!!!」

あいつのことなんて知らない!
あー消えろ。
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ
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