隣国へ売られた裏聖女は黒騎士様の病を治して国も繁栄させてしまったので、帰ってこいと言われてももう帰してもらえません
そう言って、ダリオスは掴んだセイラの手に小さくキスを落とす。そのまま、何度も優しくセイラの両手にそれぞれキスしている。
「ダリオス様、くすぐったい……!」
「俺に心配をかけたんだ、これくらいいいだろう?」
フッと不敵に微笑んだかと思うと、そのまままたキスを繰り返した。
(うっ、ダリオス様の色気が半端ないわ……!とてもくすぐったいし、ダリオス様の唇の感触もわかりすぎてなんだか恥ずかしい)
セイラが顔を赤らめて身を捩っていると、ダリオスはキスをしながらチラリとそれを見て満足げに微笑む。
「明日も大変だし、この続きは浄化が終わって屋敷に帰ってからにしよう。覚悟しておいてくれ」
「……っ!」
セイラが顔を真っ赤にして見つめ返すと、ダリオスは嬉しそうに笑ってから、セイラの部屋をゆっくりと眺め始めた。
「そういえば、ここがセイラが過ごしていた部屋なんだな」
「はい、そうです。何もない殺風景な部屋ですけど、私にとっては安心してゆったりと過ごせる唯一の場所でした」
「……思っていた以上に狭いな。いくら裏聖女とはいえ、この部屋でずっと過ごしていたのか?きっと、妹君の部屋は違うのだろう?」
「そう、ですね。ルシアは表の聖女なので、部屋は広いですし何でも買い与えられていました。羨ましいと思ったことは小さい頃だけで、いつの間にかそういうものだと思っていたので、別に苦にもなりませんでした」
眉を下げて微笑むセイラを見て、ダリオスは少しだけ顔を顰める。
「レインダムに来た時、部屋を見て広くて綺麗だと驚いていただろう。そのことを不思議に思っていたが、ここを見て合点はいったよ。君は本当に裏の聖女としてひっそりと生きていたんだな」
そう言いながらセイラを見つめるダリオスの瞳は、慈愛に満ちている。
「レインダムに来てくれて本当に良かった。セイラはもう裏聖女ではないし、レインダムでは正当な聖女だ。もう誰かの影でいる必要はない」
ダリオスの言葉と優しい表情に、セイラの心に温かいものがふんわりと広がっていく。
「ありがとうございます。ダリオス様と出会えて、レインダムに行くことができて、本当によかったです」
(レインダムへ行けと言われた時はどうなってしまうのだろうと思ったけれど、私は今、本当に幸せなんだもの)
セイラが嬉しそうに微笑んでそう言うと、ダリオスはセイラの表情を見て心底嬉しそうに微笑む。そして、セイラの肩を優しく掴むと、いつの間にかダリオスの顔はセイラのすぐそばまで来ていた。
(ダリオス様……)
気づいた時には、ダリオスの唇がセイラの唇に重なる。そのまま、ダリオスは何度も啄むように優しくセイラにキスをした。
「ダリオス様、さっき続きは屋敷に戻ってからだっておっしゃったのに」
「続きは屋敷でだけど、キスは今してもいいだろう?俺は、セイラにキスをしたい」
額と額を合わせながら、ダリオスはフフッと微笑む。セイラもつられて微笑むと、ダリオスはまたセイラに優しくキスをした。
「ダリオス様、くすぐったい……!」
「俺に心配をかけたんだ、これくらいいいだろう?」
フッと不敵に微笑んだかと思うと、そのまままたキスを繰り返した。
(うっ、ダリオス様の色気が半端ないわ……!とてもくすぐったいし、ダリオス様の唇の感触もわかりすぎてなんだか恥ずかしい)
セイラが顔を赤らめて身を捩っていると、ダリオスはキスをしながらチラリとそれを見て満足げに微笑む。
「明日も大変だし、この続きは浄化が終わって屋敷に帰ってからにしよう。覚悟しておいてくれ」
「……っ!」
セイラが顔を真っ赤にして見つめ返すと、ダリオスは嬉しそうに笑ってから、セイラの部屋をゆっくりと眺め始めた。
「そういえば、ここがセイラが過ごしていた部屋なんだな」
「はい、そうです。何もない殺風景な部屋ですけど、私にとっては安心してゆったりと過ごせる唯一の場所でした」
「……思っていた以上に狭いな。いくら裏聖女とはいえ、この部屋でずっと過ごしていたのか?きっと、妹君の部屋は違うのだろう?」
「そう、ですね。ルシアは表の聖女なので、部屋は広いですし何でも買い与えられていました。羨ましいと思ったことは小さい頃だけで、いつの間にかそういうものだと思っていたので、別に苦にもなりませんでした」
眉を下げて微笑むセイラを見て、ダリオスは少しだけ顔を顰める。
「レインダムに来た時、部屋を見て広くて綺麗だと驚いていただろう。そのことを不思議に思っていたが、ここを見て合点はいったよ。君は本当に裏の聖女としてひっそりと生きていたんだな」
そう言いながらセイラを見つめるダリオスの瞳は、慈愛に満ちている。
「レインダムに来てくれて本当に良かった。セイラはもう裏聖女ではないし、レインダムでは正当な聖女だ。もう誰かの影でいる必要はない」
ダリオスの言葉と優しい表情に、セイラの心に温かいものがふんわりと広がっていく。
「ありがとうございます。ダリオス様と出会えて、レインダムに行くことができて、本当によかったです」
(レインダムへ行けと言われた時はどうなってしまうのだろうと思ったけれど、私は今、本当に幸せなんだもの)
セイラが嬉しそうに微笑んでそう言うと、ダリオスはセイラの表情を見て心底嬉しそうに微笑む。そして、セイラの肩を優しく掴むと、いつの間にかダリオスの顔はセイラのすぐそばまで来ていた。
(ダリオス様……)
気づいた時には、ダリオスの唇がセイラの唇に重なる。そのまま、ダリオスは何度も啄むように優しくセイラにキスをした。
「ダリオス様、さっき続きは屋敷に戻ってからだっておっしゃったのに」
「続きは屋敷でだけど、キスは今してもいいだろう?俺は、セイラにキスをしたい」
額と額を合わせながら、ダリオスはフフッと微笑む。セイラもつられて微笑むと、ダリオスはまたセイラに優しくキスをした。