ただそこに愛があるなら
「それでは、お先に失礼します」
「お疲れ様。すてきなクリスマスを」
最後のスタッフを見送ると、サロンに残された絵美梨と要は、ふうとため息をつく。
「お疲れ様でした、社長」
「緋山もお疲れ様。美味しいお料理をありがとう」
「いいえ。ではお屋敷までお送りしますね」
「ううん。これからクリスマスの飾り付けを片づけないと」
「それはあとで私がやっておきますので」
要がそう言うと、え?と絵美梨は首をひねった。
「あとでって、どういうこと? あなたこれから私を屋敷まで送ってくれるんじゃないの?」
「はい。ですから、そのあとに」
「なにを言ってるの! またここに戻って来るつもり? 今夜はクリスマスなのよ。あなた一人にそんなことさせられないわ」
「ではサンタクロースに手伝ってもらいます」
それと絵美梨は、ムーッと頬を膨らませる。
「子ども扱いしないで。私が『そうね、サンタさんなら手伝ってくれるわね』なんて言うと思う?」
「はい、思います」
「言いません!」
絵美梨はくるりと背を向けて、ツカツカとクリスマスツリーに近づき、飾りを外していく。
要は大きなため息をつくと、脚立を持って来てツリーの上部の飾りを取った。
二人で黙々と作業し、1時間ほど経ったところで、ようやくツリーと小物の飾りを片づけ終わった。
「お疲れ様。すてきなクリスマスを」
最後のスタッフを見送ると、サロンに残された絵美梨と要は、ふうとため息をつく。
「お疲れ様でした、社長」
「緋山もお疲れ様。美味しいお料理をありがとう」
「いいえ。ではお屋敷までお送りしますね」
「ううん。これからクリスマスの飾り付けを片づけないと」
「それはあとで私がやっておきますので」
要がそう言うと、え?と絵美梨は首をひねった。
「あとでって、どういうこと? あなたこれから私を屋敷まで送ってくれるんじゃないの?」
「はい。ですから、そのあとに」
「なにを言ってるの! またここに戻って来るつもり? 今夜はクリスマスなのよ。あなた一人にそんなことさせられないわ」
「ではサンタクロースに手伝ってもらいます」
それと絵美梨は、ムーッと頬を膨らませる。
「子ども扱いしないで。私が『そうね、サンタさんなら手伝ってくれるわね』なんて言うと思う?」
「はい、思います」
「言いません!」
絵美梨はくるりと背を向けて、ツカツカとクリスマスツリーに近づき、飾りを外していく。
要は大きなため息をつくと、脚立を持って来てツリーの上部の飾りを取った。
二人で黙々と作業し、1時間ほど経ったところで、ようやくツリーと小物の飾りを片づけ終わった。