遠くて近い、あなたの隣で

「まさか、お会い出来るなんて思いませんでした!」

「…私もですよ、びっくりしました」

「もう半年も経つんですね、早いです」

「そうですね……」




会話がないまま時間が過ぎていく


一度会ったことがあるとはいえ…
話すことなんてない!!!


この珈琲を早く飲み干して帰ろう…




「…あの、
もし良ければ連絡先教えてもらえませんか?」



…え?



「あの時、電車の関係で帰られたじゃないですか、
もう少し…話したかったなって思ってて…」

「…私とですか」

「はい……って変ですよね!笑」

「…あの、真野さんはどんなご職業なんですか?」

「あ…俺は……えっと…エンジニア…です」

「エンジニアさん…そうなんですね」

「はい……」

「ご年齢は?」

「25…歳です」

「同い年なんですね、私達」

「…そうなんですか!?ぐ、偶然ですね!!!」



その後、
当時こんなもの流行りましたよね
あの日、私どんな話したんですか

なんて

急に打ち解けたかのように話を続けた




「今日は急にありがとうございました」

「真野さん…これ、もし良ければ…」

「…ありがとうございます!」



この人のこの笑顔…ずるい

少年のような笑みを残し
彼は店を出た




ー今日はありがとうございました!!


彼から届いた一通のメッセージ

ここから私達はメッセージを重ねていく。
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