遠くて近い、あなたの隣で
外に出るとあたりは暗くなり始めていた。
早く大翔さんに知らせなくちゃ…
スマホを開くと
メッセージが1件届いていた。
ーきよらと温泉、行きたい!
スケジュールが落ち着いたら絶対に行こう!
美味しいご飯食べてゆっくり話したいね
大翔さん…
心の準備はまだ整っていないのに
指が勝手に着信ボタンを押す。
優しい声を聞きたい
電話に出て欲しい気持ちと
それと反対に
出てほしくない気持ち。
感情がぐちゃぐちゃになって
今にも涙が溢れそうだ。