芹沢くんは攻略不能




机に鞄を置くと優愛の席に駆け寄った。



「優愛おはよーん。」



「萌音おはよ!なーに、どしたの?」



萌音は鞄から出した教科書を机に入れながら、挨拶を返してくれた。



「もうテストだよ、早くない?!
この前文化祭終わったばっかなのに〜。」



「いやほんっとそれ。
さすがに今回こそ一緒に勉強しよ。
私ほんっっっとに、数学やばいの。」



優愛は焦った顔して話してるけど、私も同志だよ…。



「いやいや、それで言ったら私もやばいよ。
2人して赤点なんて取ったら、夏休みに補修受けないとだよね?………むりむり。」



夏休みはバイトもするし、遊びにも行くし、楽しい予定ばっかりたててるから補修なんて絶対行きたくない!




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