芹沢くんは攻略不能
「いらっしゃいませ〜。」
店員さんに案内されて、私たちは窓際の席に座った。
木のテーブルに、やわらかい照明。
商店街の中にあるのに、店の中は落ち着いた空気が流れている。
「芹沢くん何にする〜?」
私がメニューを開くと、芹沢くんも少し覗き込んだ。
「これ。」
指さしたのは、いちごパフェだった。
予想通りといえば予想通りなんだけど。
「やっぱりそれ?」
思わず笑ってしまった。
「おすすめなんだろ。」
芹沢くんは平然とした顔で言う。