忘れないまま恋をした

帰り道。

駅までの坂道を、

直哉と並んで歩く。

少しだけ静かだった。

直哉が言う。

「……緊張した」

思わず笑う。

「なんで」

「そりゃするだろ」

少しだけ肩をすくめる。

「俺、部外者だし」
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