忘れないまま恋をした
坂を下りながら、
私は少しだけ迷っていた。
言うかどうか。
でも、
今日だと思った。
立ち止まる。
「直哉」
「ん?」
「お願いがあるの」
直哉が首をかしげる。
「なに」
私は少し深呼吸する。
「会ってほしい人がいるの」
「え?」
少し驚いた顔。
私は続けた。
「颯斗の、お義父さんとお義母さん」
風が少し吹いた。
私は少しだけ迷っていた。
言うかどうか。
でも、
今日だと思った。
立ち止まる。
「直哉」
「ん?」
「お願いがあるの」
直哉が首をかしげる。
「なに」
私は少し深呼吸する。
「会ってほしい人がいるの」
「え?」
少し驚いた顔。
私は続けた。
「颯斗の、お義父さんとお義母さん」
風が少し吹いた。