忘れないまま恋をした
リビング。

父も座っていた。

少しだけ無口な人。

空気が少し張る。

直哉が頭を下げた。

「柚さんとお付き合いしています」

真剣な声。

初めて「付き合っている。」そういった。

私は少しドキドキしていた。

そのとき、

父がゆっくり口を開いた。

「ありがとう」

直哉が顔を上げる。
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