忘れないまま恋をした
桜の下。

直哉が隣にいる。

それでも私は、空を見上げる。

「見てる?」

心の中で問いかける。

罪悪感は、まだある。

でも、前ほど鋭くない。

直哉の存在を

“裏切り”じゃなくて

“今”として見始めている。

颯斗は消えない。

直哉も、消さない。

私は、やっと呼吸ができる。

まだ途中。
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