ねぇ、私の事嫌い?
その言葉を聞いたから、私は足を動かした。
歩きながら話す。
「今日は、叶多について聞きに来たの。」
「別れろって言いたいんでしょ……。」
別れろ……?そんなこと聞きに来てない。
「違うよ。真理とかなは、何で付き合ったのかなぁって。」
いや、かなに聞けばいいんだろうけどさ。
でも私にはその勇気がなかったんだ。
でもなんだか優しい真理なら言ってくれるんじゃないかって思ったの。
変なところで勇気湧いてるけど……。
あはは。
「え?そんなことでいいの?じゃあ、話すけど、恥ずかしいから、かなには言わないでね……。」
少し顔を赤らめながら話す真理は、なんだか本当のことを言っているみたいだった。
でも……そんな表情見たら話を聞くなんて、自分を苦しめるようなことにしか思えなくなっちゃった。
「真理、やっぱりいいや。ごめん。でも……本当、なんだね、付き合ってること。」
私は思わず足を止めた。
「真理、先行ってて、走ったら、かながいるよ。」
「えっと……。じゃあバイバイ?」
「うん。」