ねぇ、私の事嫌い?
真理のせいにしたくない。
卒業式の練習は保護者席で見させてもらって。
帰りの時間、学年合同でやっていたからほとんどのクラスと同じ下校時間になっていた。
だから、早足で歩いていたら、かなと谷がいた。
2人共交差点の信号機が赤だから止まった。
私も遅れて、止まる。
かな!って言おうとしたんだけど……
話してる内容が衝撃的だったんだ。
「かなー、あいつ、嫌いなんだろ。」
「え……。」
「うん、まぁそりゃ」
横目をやってその指をたどると……私を指してる……。
かなが、私のこと、嫌い……。
嘘、……でしょ。
嫌だ。嫌だよ。
叶多、私のこと、嫌いにならないでよ……。
このとき、私の心が折れた音がした。
どう、すればいいんだ、ろう。
2人は信号が青になったのをかくにんして、歩いていった。
でも、私は、涙が出てきていた。
「ほんと、さい、あく……。」