ねぇ、私の事嫌い?


クラスに入って無言の時間。


どうやらみんな誰にも話さないらしい。

無言、沈黙。


私はただただ、かなを見つめる。


かなの席はアリーナ席で、私はかなの後ろに2個下がったあとに、そのまま右に1個入った場所。


だから眺めやすい。

前を見ているように取り繕える。


偶然だけど、バレずに見れるのは、嬉しい。

私とかなは名字の最初が来海と黒宮で、くとこ。

だから、私がいて、この名字の人がもう一人いて、その後にかな。



「こんにちは。この1年間よろしくお願いします。では、隣の人と挨拶してください。」



ぎょ、業務的……。

何だか本当に第一印象だけど、主語と述語がちゃんと揃っていそうな言葉を発してそう……。


< 80 / 92 >

この作品をシェア

pagetop